夏の夜のAラインワンピース  (Unoa 2nd)


 
 紺をベースに、ビーズとストールで少しだけキラキラさせた
ワンピースドレスを作りました。
 

ユノアのオンリーイベントに参加するにあたり、
いつもよりちょっと凝った形の
一点ものを作りたいなと思いまして。

となると、やっぱりこの大好きなシルエットの
ウエストを絞ったAラインワンピに決定。
前にDS38で一点もの作った時も
これだったし。
もう、今後も一点ものはこれでいくことになりそう。

上の写真は、ストールを肩にかけたスタイルで
モデルさんは妖精肌、グレーのウィッグ。
左の写真が、ストールを腰に掛けたスタイルで
通常肌、金髪のショートボブです。

セットはワンピース本体とストール、
ヘッドドレス、見えないけど白ショーツも付属です。

ポイントは胸元のビーズ、なのですが、
はじめのイメージでは、楕円パールではなく
ひし形のクリアパーツでした。
しかし手芸店を探しても丁度いい大きさのパーツが
見つからず、やっと楕円のラインストーンを
見つけたのですが、ラインストーンは接着剤で
貼り付けるタイプ、自分は接着剤の扱いには
慣れてなくて、製作時間も押していたので
慣れているビーズに変更してこれになりました。

でも、全部をパールにするのではなく、
ラインストーンと一緒に買った
チェコビーズや、クリアタイプのビーズを
合わせて使って、初めのイメージを
残しています。

  細部のデザインを決めるにあたり、
今回はむしろ先に、色や素材、部分のデザインが
頭に浮かんで、これは何のイメージかな、と
逆向きの連想ゲームが始まりました。
ある程度のところでデザイン画をなんとなく
書いてみて、またそれは何かなと連想、
の繰り返し。

そうしてまとまったのが、
夏の夜、浜辺で空と海をぼんやり眺めている、
といった感じ。
でもそれだとカジュアルなイメージだけど
出来上がったのはドレスなんだな。

 
今までのAラインワンピはフレアでしたが、
今回は張りのある素材なので
ボックスプリーツにしました。
プリーツの内側の布をオーガンジーにして
裏地が透けてます。やや透けくらいに
するつもりがガッツリ透けてしまったので
ぱっと見はプリーツではなく
切れてるように見えますね。

裏地の裾はレースのギャザーたっぷりです。
綿のギャザーレースを一旦水洗いして
アイロンかけたあとに、さらにギャザー
よせてます。座ると円形に広がるためには
裾幅もかなり必要なのだけど、
重くならないように裏地は腰から下を
楊柳シフォンでふんわり。
綿ギャザーレースは2Mパックを
まるごと全部使いました。
このあたりは外側からは見えないのだけど
密かに気に入っている部分です。
 

 
ストールは柔らかくなきゃいかんので、プリーツの内側に使ったオーガンジーは使えず
スパークシフォンを別途用意しました。
ドレープを寄せた部分にビーズをややランダムにつけたりしてますが
こういうのは今まであまり作ってこなかったので、イベント目の前にして
うまくいくかどうかかなり賭けだったのですが、はじめちょっと
大き目に作ってしまったのを小さく作り直したら
どうにか割とイメージ通りにできたかと。

そんな感じで、直前かなり追い込まれましたが、振り返ってみれば
かなり楽しんで作れました。無事お嫁にも行けました。感謝です。

次にまた1点ものつくるときはどんな風になるのかなと、今から楽しみです。
多分、成行きでいろいろ決まっていくのですが、その過程がすごく楽しいのです。


14.07.27 up