昔の写真。および、昔話 ※かなり長いウンチクたれてます。
お暇なときにでもノンビリ読んで下さればと。

まず、こちらをご覧下さい。

リカちゃんシリーズ

ちょっと色が赤っぽくなってますが、この写真は私が子供の頃に
撮った写真です。写真に日付は入っていませんが、おそらく1976年8月12日。
私の7歳の誕生日です。
(部屋がきたないので上下は切り取りましたが
 左右の縁の白い部分はそのまま。)
 
まさか、いっぺんにコレ全部買ってもらったわけではないですからね。
ウチそんなにお金持ちではないですから。
まあ、幼稚園のころから、誕生日やクリスマス、お出かけの時などに
一つずつ買ってもらって、今ではこんなにそろったぞ、という写真
なのですよ。
 
そうは言っても、リカちゃんハウスは2つあるし(右端に切れてる
うさこちゃんのシールがはってある方も四角いリカちゃんハウス。)
赤ちゃんもいるし、友達よりもたくさんリカちゃんグッズを持っていた
ことは確か。どうも、ウチの母は、マンガとか他のおもちゃをねだっても
渋い顔をしてあまり買ってくれなかった割には、お人形に関するものは
結構気前良く買ってくれてたようです。実は、母もお人形好きらしい
です。いまだに、雛人形を楽しそうに飾ってるし…
 
ところで、この写真のリカちゃん本体ですが、他のものがある程度
使用感があるのに対し、リカちゃんだけはキレイな箱に入って
ほとんど新品です。普通、人形を先に買ってもらって、あとから
周辺のものを揃えるモンですけど。

実は、これらのリカちゃんシリーズを買ってもらう前に、お隣に
住んでいたお姉さんから、別のお人形を3体くらい譲ってもらって
いたのです。残念ながら写真は残っていませんし、4才くらいの時の
ことなので、私の記憶もおぼろげで、お人形の名前も、実際は何体
いたのかも定かではありませんが、そのうちの一体を「スカーレットちゃん」
と呼んでいた事だけははっきり覚えています。ネットオークションや、
最近出ているお人形関連の本に、スカーレットちゃんやタミーちゃんなどの
写真が出ていますが、こんな顔してたかなあ?と、いまいちピンと
来ないのですけど。
当時のイメージとしては、リカちゃんよりも大人っぽい印象があって、
体型ももっとスマートだった気がしていたのです。
それから、その譲り受けたお人形とともに靴とかバッグとかもいっしょに
つけていただいていて、スカーレットちゃん付属の赤いバッグなんかは
見覚えがあるような気がします。
この先住お人形さんたちは、リカちゃんハウス(↑の右端の四角い方)の
玄関を通そうとすると、頭がつっかえていたことも覚えているので、
リカちゃんよりも背が高かったことも確かです。

だけど、一緒に遊んでる友達が新しいリカちゃんを買ってもらっていたり、
玄関を普通に通れるお人形が欲しいなあと思ったりしたので、
この7歳の誕生日に、あらためて純正(?)リカちゃんを買ってもらったと
いうわけでした。
だから、今うちにあるリカちゃんも、ボロボロにはなってないんですね。

このあとにも、お手伝いチコちゃんとかお手伝いキッチンとか、いろいろ
買ってもらいましたが、モンチッチの発売とともにすっぱりと
遊ばなくなりました。
 
そして今うちにいるリカちゃんの全身画像。
  
リカちゃん

うんちくはまだまだ続きます。
 
写真のリカちゃんの髪型がかなり乱れてます。大人っぽいと言えなくもないけど、
これは子供のころに櫛で梳かそうとしたからです。私と同世代の人、
同じことをやった人いませんか?
自分がスーパー直毛なので、髪は梳かせばまっすぐになると思い込んで
いたのです。クセっ毛の存在もまだ知らなかった。だから、梳かしても
まっすぐにならず、また元のキレイな髪型にも戻らないとわかったときは
泣いたかも。
その後、3代目リカちゃんがストレートヘアで発売されたのを見たときは、
ああ、やっぱり、と妙に納得したもんでした。
 
さて、リカちゃんの服の話です。
一番上の写真の、箱に入った新品リカちゃんは、たぶん白いネグリジェだったと
思います。あまり良く覚えていないけど、ネグリジェというものを知ったきっかけが
これだったような気がするのです。自分はパジャマしか着たことなかったし。
また、当時の私は、何か買ってあげるよと言われても気に入ったものでなければ
イラナイと言い放つガンコ者だったので、たぶんお店に並んでいるリカちゃんの
中に、気に入った服がなかったのではないかな。そこで、ネグリジェなら
パジャマみたいに夜着る服だから、昼はまた違う服を着せてあげればいいとか
なんとか、母に言いくるめられてコレにしたんじゃないかと。あくまで推定だけど。
だから、他のお人形を手放してこのリカちゃんだけ手元に残すことにした時も、
買ったときに着てた服でなく、後から買ったこの写真の服を残したんです、きっと。
 
で、この写真の茶色の服は、地元のおもちゃ屋さんで買いました。
はじめにお店に行った時には店頭には並んでおらず、お店のご主人(おじさん)に
聞いたら奥から出してきてくれました。でも、そのときに見せてくれたのは
「おてつだい」シリーズ。
そして例のごとく、気に入った服がみつからなかったのでそのときは買わずに店を
出ました。そのあと母と出かける用事があったので、先にそちらに出向き、
街のデパートのおもちゃ売り場に行ったら、そこではリカちゃんの服自体を
売っていませんでした。(本体ならあった)
さすがに私もあきらめて、先に地元のおもちゃ屋さんで見せてもらっていた服の中から
選ぶことにしたのですが、帰りに再び寄ってみたら、今度はお店には
ご主人の奥さんがいて、その人にまた出してもらったら今度は
「おでかけ」シリーズ。
こっちの方が自分の欲しかった雰囲気に近いものが多くて、幾つかある中から
ようやく↑の写真の服を選んで買うことができたのでした。
その時の、母と奥さんとの会話で、「男はこういうのわかんないのよねぇ〜」なんて
言っていたのをよく覚えています。
でも結局、服だけで買ったのは後にも先にもこの一着だけなんだけど。


随分長い文がダラダラと続いてますが、昔話ついでに、もう一枚、
さらに昔の写真。
 

 
等身大の赤ちゃん人形を抱えた、小さい頃の私。
こちらももちろん日付が入っていませんが、母にきいてみたところ、
兄(4コ上)の幼稚園の卒園式の日だろう、ということでした。なので、写真に
写ってる小さな私は2歳7ヶ月くらいです。当然、この日のことは覚えてません。
 
この大きいお人形、というかぬいぐるみ、というか、いまいちどう表現していいか
わかんない大きなお人形(とりあえず)は、この写真の数日(月)前に母が買って
くれたらしいです。兄がもうすぐ小学校へ入学するのでランドセルやら文房具やら
いろいろ買ってもらって機嫌よくしていて、私がうらやましそうに見上げて
いたのを不憫に思って、これを買い与えたんだとか。でも、この写真では、別に
うれしそうな顔をしているわけでもなく、ただ言われるままにお人形を前に
差し出しているだけ、という感じです。着ている服がよそ行きなので、たぶん
兄の卒園式のあと、兄の写真を何枚か撮って、フィルムが余ったのでコレを撮った、
という成り行きだったんではないかと。第2子なんて、そんなもんよ。

まあ、私の記憶のうちでは、ものごごろついたときには既にうちにあったお人形。
少し大きくなってから、おんぶ紐使っておんぶしたりして、普通に遊んでいた
記憶はありますけど。だれがつけたか、「ひろちゃん」と呼んでいました。

だけど、今になってみると、当時この大きさのお人形は、それなりの値段が
したんじゃないかと思います。それに、これと同じようなお人形は、お店で売って
いるのをほとんど見たことがありません。当時はめずらしくなかったのかな?
なんで今無いのかな? 


このコと、スカーレットちゃんのあいだに、マーガレットちゃんも買ってもらって
いました。首の後ろにヒモがついていて、引っぱるとしゃべってくれるやつ。
寝かせると目を閉じるスリーピーアイで。顔は覚えてるんだけど、
その写真は残ってません。
 
 
私が昔持っていたお人形は、大体、こんなところかな。

 

おわり。

04.10.17 up

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