超簡単!即席女神服のつくりかた       

このサイトによく出てくる即席服。
簡単にできるわりに安っぽく見えないので何かと重宝しています。
初期のころからウチにいる、DPとかオビツ60とかにも着せてました。

  

大型のドールは値段も張ることが多いから
ボディだけまず買って、あとから服を用意しようと思っても
買いに行く暇がないとか、服を買うお金がないとか
自分で作れないとかいう方のために、この即席服の作り方を紹介します。

誰からも求められていないかもしれないけど・・・

用意するもの:

○薄手の柔らかい布
ここではシフォンジョーゼットを使っています。
寸法はバスト寸法×好みの丈より少し長めのものを
2枚使います。
左の写真を参考にしてください。


○リボンまたは紐
ウエストで結ぶための紐です。
ウエスト寸法+結ぶ分の長さがあれば足ります。


○縫い糸
○縫い針
100均などのソーイングセットで十分です。

モデルさんは身長約52センチの、
Vmf50 Type-Bの睡蓮さんです。
もちろん小さいお人形でも同じ作り方でできます。

写真では一応下着を着せていますが、
女神服を着せる場合は
ノ−ブラの方がきれいです。
 

 

まず、布に切り込みを入れます。
(二枚とも)
布幅の真ん中あたりに、
肩からウエストの高さくらいまで。
肩の縫い代と胸の厚み分も足してください。
ここが袖口になります。

半分に折ります。
もし、表裏の区別のある布を使っている場合は
中表にして折ってください。

上から5mm〜1cmくらいの縫い代で
端から端まで粗くぐし縫いします。
縫い代幅はお人形の大きさに合わせて
調節してください。
40センチ以上の大きいお人形なら1cmくらい、
1/6以下なら5mmくらいが良いでしょう。
二枚とも同様に縫います。(別々に。)

 
 

ぐし縫いした糸を引いて、布にギャザーをよせます。
めいっぱい寄せて、玉結びをしてとめます。 

針に慣れていない人は。
 
もし、糸を針に通せないとか
玉結びがうまくできない場合は
適当にタックを寄せて
糸でぐるぐる巻いて
結んでもいいです。

裏返します。
中表だったのがここで表が外側にでます。

二枚を向かい合わせにして並べます。
切り込みを入れた方が外側です。

半分重ねます。
片方の布端と、もう片方の切り込みの部分を
合わせるようにします。

 

切り込みの端近くで、重ねた布を2〜3針縫ってとめます。左右とめます。
玉結びは大きめに。柔らかい布は、布の織りが粗いことが多いので、
玉結びが小さいと抜けてしまうことがあります。


針に慣れていない人は。
 
とめる部分に、目打ちなどで穴をあけ、
糸をとおして結んでください。
とまっていればいいんです。
ここまでできたら、いったん着せてみます。
ちゃんちゃんこと同じ着せ方です。

このまま、ウエストに紐を結んでしまえばできあがりです。

でも、紐を結びやすくするために、
もう一手間加えます。
 
紐を半分に切って、前あわせの布の端の
ウエストくらいの高さに縫い付けます。
左右縫い付けます。
 
ボンドでとめてもいいですが
しっかりとめないとすぐはがれてしまうので
できるだけ縫い付けるか、穴をあけて糸を結ぶなどして
引っ張っても簡単にはとれないようにしてください。
 
片方の紐を、反対側の袖口(切り込み)に通します。
子供の着物や甚平などと同じです。
そのまま紐を左右から後ろへまわし、
前へ持ってきて結びます。
 
結び方や結ぶ位置はお好みで。

ギャザーを寄せた部分が肩にくるようにして、
紐の下を適当に引っ張って
ウエストまわりのギャザーを整えます。
布端は内側に折り込んだほうがきれいです。

全体にきれいに整ったらできあがりです。
 


立ち姿はこんな感じです。後ろもきれいでしょ。



布が余ったら肩にかけてショールにするのはお約束。



ユノアセカンドさんたちが着るとこんな感じです。

尚、今回紹介した方法では、ほつれ止めなどの処理は全くしていないので
何度も着せ替えしているとやっぱり布の端がほつれてきてしまいます。
ほつれるのが嫌な場合は、布の端にほつれ止め液を塗ったり、
三つ折り縫いしたりしてください。
でも、簡単なので、ほつれたらまた新しく作り直したほうが早いかと。
ロックミシンが使えれば、巻きロックがデザイン的にもお勧めです。

写真と文で説明したら、思ったより長くなってしまいましたが、
実際にはあっというまにできあがります。

以上、簡単服の作り方でした。どうでしょう?

09.12.26up