クラシックなドレス 改 (Obitsu60)

約2年前に作ったドレスの手直しをしました。
 
ずーっと夢見てた貴婦人たちのドレスなのに、2年前はドールイベントで
販売しようなんて欲が出てしまい、それに間に合わせようとしたら
中途半端な仕上がりになってしまったのでした。

 
当然、ドレスはお嫁には行けず、私自身も不完全燃焼で
いつか手直ししようと思いつつ、どんどん時間が経過。
いろいろ作りたいネタが次々出てくる中で、ようやく
コレにとりかかることができたのでした。

←全身。クリック拡大。
 
手直し前と比べてみると、ぱっと見では
あまり変わったようにも見えないなあ…
 
主に、レースなどの飾りを増やしたり
変えたりが手直しの中心で、服全体の
シルエットはほとんど変えてないのです。

しかし!今回どうしてもやりたかったことが
もう一つあったのです。

コルセット。それぞれの画像クリックで拡大します。

こういったドレスは、胸の谷間もドレスの
一部みたいなモノなので、どうしても
襟ぐりから谷間が覗くようにしたかったのです。
だから、わざわざ別のメーカーから出てた
やわらかバストCプリン買ったんだから。
かなり恥ずかしかったし、値段も高かったけど。

後ろはこんな具合に
締め上げてます。
実は締め上げしなくて
いいように型を起こした
筈が、かなりゆるく
できてしまったので
追加したのでした。
でも、このおかげで
より美しいシルエットに
なりました♪

コルセット前面には、キルティングのように
中綿が入っています。バストの部分には
パッドが中に仕込まれています。
 
普通、ドレスはコルセット着用した状態で
採寸するんですが、今回は既に標準ボディの
サイズでドレスができあがっていたので、
そのままだと隙間がかなり開いてしまうのです。
なので、裏布はやわらかバストを寄せて上げた
状態の寸法、表布はドレスより気持ち小さめの
寸法にして、中綿で隙間を埋めたというわけ。
ドレス着用するとこんなシルエットになります。

あとはドレスの装飾。
 

今時のロリイタファッションに見慣れちゃうと、
むしろシンプルに見えちゃうかもしれないけど、
コレとソレとは種類がちがうからね。
後ろなんて、ほとんど何もないし(笑)
でも、このドレスに使用した生地の色柄も
気に入っているので、後姿でそれを堪能♪

イメージの大元は、映画『アマデウス』で
コンスタンツェが最初に出てくるシーンで
着ているブルーのドレス。なので、
初めはブルー系の生地を探してたんだけど、
どうにも上品なのが見つからずにいたところ
インテリア生地売り場でコレを発見。
写真ではよく見えないけど、織柄も
入ってるのよ。色違いがグリーン系と
オレンジ系しかなかったのでこっちに
しました。
飾りに使っている黄色い布は、知り合いから
もらった布なので正体不明です。
 


 
以上、ドレスの手直しでした。
2年間の胸のつかえが取れました〜(大げさ)

07.01.26 up